ストッケのハイチェア、トリップトラップを毎日使っていると、避けて通れないのが「トレイやベビーセットの取り外し」ですよね。特にお手入れのためにトレイをサッと外したいのに、なぜか硬い、コツが掴めない、下手に力を入れて壊れたらどうしよう……と力加減に悩むパパやママも多いのではないでしょうか。私も最初はあの独特のロック機構に戸惑いました。毎日の掃除を効率化したいけれど、食洗機に入れても変形しないのか、衛生面でハイターは使えるのか、接合部にカビが生えないかといった心配事も尽きません。
また、メルカリなどのフリマアプリで中古品を購入したり、知人から譲り受けたりした場合、新型と旧型の違いや互換性の種類が分からず、自分の持っている椅子にいつからいつまで使えるのか不安に感じることもあるはずです。そもそも専用のトレイが必要なのか、ダイニングテーブルで代用できるから実はいらないのではないか、あるいはクリックなどの他モデルとの違いも気になりますよね。この記事では、私が徹底的に調べた着脱のコツやメンテナンス方法、成長に合わせた座板の調整まで、皆さんの悩みを完全に解決できるよう詳しくまとめました。最後まで読めば、ストレスなくストッケを使いこなして、お子さんとの食事をもっと楽しめるようになりますよ。
- トレイとベビーセットをスムーズに取り外すための物理的なコツと力加減
- お使いのモデルがトレイに対応しているかを見分けるバージョン確認方法
- 食洗機の使用や日常的な掃除など、長く清潔に使うためのメンテナンス術
- 子供の成長段階に応じたトレイの卒業時期と、椅子本体の調整ステップ
- ストッケのトレイやベビーセットのハイチェアでの外し方の基本
- ストッケのトレイやベビーセットのハイチェアの外し方のコツ
- ストッケのトレイやベビーセットのハイチェアの外し方と時期
ストッケのトレイやベビーセットのハイチェアでの外し方の基本

ストッケの製品は、その洗練された北欧デザインだけでなく、驚くほど計算された機能美が魅力です。しかし、その機能性がゆえに、初めて使う方には少し「独特な操作感」が必要な場面もあります。まずは、トレイがどのように椅子に固定されているのか、その基本構造から紐解いていきましょう。
物理的なロック機構の仕組み
ストッケのトレイは、単に座面の上に載っているだけの簡易的なプラスチック板ではありません。ベビーセットのガード部分にあるフックに対して、ガッチリと噛み合う独自のダブルロック機構が採用されています。これは、食事中に元気なお子さんが足をバタつかせたり、下からトレイを全力で押し上げたりしても、簡単には外れて事故にならないようにするための高度な安全設計なんです。この「簡単には外れない」という安心感こそが、世界中のパパやママに支持される理由の一つですね。
なぜあえて「外しにくさ」を設計しているのか
ベビーチェアにおけるトレイの脱落は、熱いスープが載っている場合などを考えると非常に危険な事故に直結します。そのため、ストッケのエンジニアは「大人の指の力と、特定の解除ベクトルが合わさった時のみ外れる」という絶妙なバランスを追求しました。具体的には、トレイ下面にある2つの可動式爪が、ベビーセットのプラスチックレールの溝にバネの力で食い込む形になっています。この「カチッ」とはまる感触があるからこそ、逆に外すときには正しい知識が必要になるわけです。
ロックの完全性を確認する習慣
装着した際、トレイの左右を持って上下左右に軽く揺らしてみてください。ほとんどガタつきがなく、椅子と一体化しているような感覚があれば正しくロックされています。もし、片方だけ浮き上がるような不安定さがある場合は、ロックが不完全な可能性があります。この「一体感」を確認する習慣をつけることが、日々の安全な食事への第一歩となります。
ツメの場所を指の腹で確認する方法
トレイを外すための最大の鍵となる「ツメ(フック)」は、実はトレイの表面からは一切見えない位置にあります。トレイの下面、ちょうど座っているお子さんの太ももが触れるあたりの裏側に隠れるように配置されています。ここを操作するには、ベビーセットのガードとトレイが重なる部分に、下から手を滑り込ませる必要があります。左右に一つずつ、少しざらつきのある小さなレバーのような突起が指先に触れるはずです。
指の腹で捉える感覚の重要性
このツメを操作する際、爪先を立てるのではなく、「指の腹」を密着させるのが大きなコツです。指先だけで押そうとすると、プラスチックの角に力が集中して指が痛くなってしまいますし、十分な力をツメに伝えられません。指の腹で包み込むように捉え、中央方向、あるいは奥へとグッと押し込むイメージを持ってください。最初は手探りで不安かもしれませんが、一度トレイを外した状態で裏返し、構造をじっくり観察しておくと「あ、ここを押せばいいんだな」という感触が頭に入り、次からは目をつぶっていても操作できるようになりますよ。
左右同時に力をかけるシンクロ操作
基本的には片方ずつ解除することも不可能ではありませんが、トレイが斜めに傾いてしまうと、もう一方のロックが余計に強く噛み込んでしまうことがあります。おすすめは、両手で左右のツメを同時に押し込みながら、均等に力をかけることです。このシンクロした動きが、トレイをストレスなく外すための最短ルートになります。
真上へ垂直方向に持ち上げる理由
ロック解除の手応えを感じた後の動きが、実は最も重要です。多くの方がついやってしまいがちなのが、自分の方へトレイを「水平に引く」動作ですが、これは実はNGなんです。ストッケのトレイは、「真上へ垂直に、最短距離で持ち上げる」のが唯一の正解です。これはトリップトラップのベビーセットが、重力と垂直方向の圧力に対して最も強固に固定されるように設計されているため、逆方向にのみ抜けるようになっているからです。
物理的なベクトルの違いと摩擦
もしトレイを水平方向に引っ張ってしまうと、ベビーセットのレール部分とトレイのフックが強く摩擦を起こし、かえってロックを強める方向に力が働いてしまいます。まるで知恵の輪のように、無理な方向へ引けば引くほど「びくともしない!」と感じる仕組みになっているんですね。コツは、トレイの左右の縁をしっかりと握り、自分の鼻先にトレイを近づけるようなイメージで、垂直に「スポッ」と引き抜くことです。この「真上に抜く」感覚さえ掴めれば、力のない方でも驚くほど軽々とトレイを外せるようになります。
2011年以降のモデルの適合性
現在、ネットショップなどで販売されている「ストッケ トレイ」ですが、実はすべてのトリップトラップに装着できるわけではありません。最大の判断基準は、2011年8月以降に製造されたプラスチック製のベビーセットを使用しているかどうかです。ストッケ社は2011年に、アクセサリーの取り付け規格を大幅に刷新しました。これに伴い、トレイを固定するための専用の「スリット(溝)」がベビーセット側に追加されたのです。これより前のモデルは、設計自体がトレイの装着を想定していません。
製造時期を見極めるチェックポイント
お手元のベビーセットがいつ作られたものか分からない場合、まずはその「構成パーツ」を見てください。2011年以降のモデルは、背もたれパーツとガードパーツが完全にセパレートし、座板の溝に差し込む形になっています。非常に古いプラスチック製ベビーセットは、トレイを引っ掛けるための穴が開いていないため、物理的に装着不可能です。中古で購入する際や、お下がりを検討している方は、まずこの「2011年以前か以降か」というポイントを真っ先に確認してくださいね。
ベビーセットV2やV3の識別刻印
「2011年以降のモデルかどうか、見た目だけでは確信が持てない……」という時に頼りになるのが、パーツに直接刻まれている「バージョン刻印」です。ベビーセットのガード(股の部分にあるプラスチックパーツ)を椅子から取り外し、その裏側やレールの内側をよく観察してみてください。そこに「V2」「V3」「V4」といった文字が見つかれば、そのベビーセットは現行のトレイに完全対応しています。逆に、何も文字がない場合は、トレイ非対応の「V1」以前のモデルとなります。
バージョンによる使い心地の差
V2以降であれば基本的にトレイは使えますが、新しいバージョンほどプラスチックの成形精度が高まっており、着脱がよりスムーズになるよう微細な改良が施されています。もし「自分のベビーセットはV2だけど、最新のV4向けトレイを付けても大丈夫かな?」と心配されているなら安心してください。ストッケは後方互換性を大切にしているので、V2以上の刻印があれば現行トレイを問題なく楽しむことができます。
| バージョン刻印 | 製造時期(目安) | トレイへの適合 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| なし | 2011年5月以前 | × 不適合 | 初期のプラスチック製。トレイ装着溝がない。 |
| V2 | 2011年8月〜 | ○ 適合 | トレイ装着に初めて対応した記念すべきモデル。 |
| V3 | 以降、順次切替 | ○ 適合 | 世界的に最も普及している安定したバージョン。 |
| V4 | 最新現行モデル | ○ 適合 | リサイクル素材採用など環境配慮が進んでいる。 |
木製の旧型ベビーセットとの互換性
アンティークショップや実家の物置から出てきた古いトリップトラップを使っている方に多いのが、革のストラップと木製のバーで構成された「木製ベビーセット」の愛用者です。木のぬくもりがあって非常に素敵ですが、残念ながら木製ベビーセットとプラスチック製のトレイには一切の互換性がありません。木製のバーには、トレイのロックを噛み合わせるための穴も溝も存在しないからです。
どうしてもトレイを使いたい場合の解決策
木製セットの見た目を崩したくない気持ちは分かりますが、安全性の観点からも無理やり加工してトレイを付けるのは絶対に避けてください。もしトレイの利便性が必要になった場合は、ベビーセット全体を現行のプラスチック製(V2以降)に丸ごと買い替える必要があります。2003年以降に製造されたトリップトラップ本体であれば、シリアルナンバーに関わらず、現行のプラスチック製ベビーセットを取り付けることが可能ですので、そちらを検討してみましょう。
シリアルナンバーの確認手順
椅子本体が、そもそも現行のアクセサリー(トレイやベビーセット)を受け付ける設計になっているかを調べる最も確実な方法が、シリアルナンバーの確認です。椅子を裏返して、L字型の脚の底面、ちょうど床に接する部分を見てください。そこに8桁程度の数字が刻印されています。シリアルナンバーの最初の数字が「3」「4」「5」「6」のいずれかで始まるものであれば、現行のすべてのアクセサリーが装着可能です。
初期モデル(0, 1, 2始まり)への注意
「0」「1」「2」で始まる椅子は、製造から20年以上が経過している大変価値のあるヴィンテージですが、現行のプラスチック製パーツがうまくはまらない可能性があります。特に背もたれを差し込むスリットの幅が数ミリ異なっていたりするため、トレイを使いたい場合は、まず自分の椅子のシリアルナンバーを確認し、適合するパーツを選定することが、無駄な買い物を防ぐ秘訣となります。世代を超えて愛せる椅子だからこそ、正しいパーツ選びでリフレッシュさせてあげたいですね。
赤ちゃんを座らせた時の安全性
トレイは赤ちゃんにとって自分専用のダイニングスペースを作ってくれる便利な道具ですが、親として忘れてはならないのが「安全の優先」です。トレイがあることで赤ちゃんが椅子から落ちにくくなるような気がしますが、実はトレイ自体には赤ちゃんを固定する力はありません。活発な赤ちゃんは、トレイを足で蹴り上げて脱走しようとしたり、トレイの上に立ち上がろうとしたりすることさえあります。
ハーネス(安全ベルト)との併用は必須
トレイを装着していても、必ずベビーセットのハーネスを着用させるようにしましょう。トレイとお腹の間には、赤ちゃんが苦しくないように適切な遊び(隙間)が設けられています。この隙間からスルリと抜け出してしまう事故を防ぐためにも、ベルトの着用は絶対に必要です。また、(出典:ストッケ公式サイト「安全に関する重要なお知らせ」)を定期的にチェックし、リコール情報や正しい使用法をアップデートしておくことが、大切なお子さんを不慮の事故から守ることにつながります。親の目が届く範囲で、安全に楽しく食事をする時間をデザインしてあげてください。
BLW離乳食を支援する設計思想
ストッケのトレイが世界中で愛される背景には、近年注目を集めている「BLW(赤ちゃん主導の離乳食)」への深い理解があります。BLWとは、赤ちゃんが自分のペースで、自分の手を使って食べ物を自由に探索しながら食べる離乳食のスタイルです。ストッケのトレイは、この「つかみ食べ」を存分に楽しめるよう、あえて広々としたフラットな形状に設計されているんです。
五感を育む「自分専用のステージ」
赤ちゃんにとって、トレイの上の食べ物は「栄養」であると同時に、手触りや温度を学ぶための「未知の教材」です。トレイの上に直接置かれた柔らかい野菜を潰したり、パンをこねたりする行為は、手指の巧緻性(器用さ)や感覚統合に非常に良い影響を与えます。ストッケのトレイは、食べ物が外に落ちにくいよう絶妙な「縁(ふち)」の高さがありつつ、赤ちゃんの短い腕でも無理なく奥まで手が届くよう、奥行きがミリ単位で計算されています。まさに、赤ちゃんの「自律」をサポートするためのステージと言えるでしょう。
工具不要で着脱可能なユニット
トリップトラップ本体の組み立てには六角レンチが必要で、最初は少し手間に感じるかもしれません。しかし、トレイやベビーセットといった日々使うアクセサリー類は、すべて工具を一切使わずに着脱できる「ツールフリー」なユニットとして設計されています。これは、忙しい現代の育児において、想像以上に大きなメリットをもたらします。
生活のスピード感に合わせたカスタマイズ
「今日は盛大に汚したからトレイを丸洗いしたい」「来客があるからトレイを外して大人と同じテーブルに椅子を寄せたい」。そんな親の要望を、特別な道具を出してくることなく、その場で瞬時に叶えてくれます。カチッとはめる、指で押して外す。このシンプルな二動だけで椅子の役割を切り替えられる柔軟性が、トリップトラップをただの椅子ではなく「育児の相棒」たらしめているのです。この簡便さがあるからこそ、私たちは億劫がらずに掃除ができ、常に清潔な食環境を保つことができるのですね。
ストッケのトレイやベビーセットのハイチェアの外し方のコツ
基本構造を学んだ次は、実際に現場で役立つ「応用テクニック」を見ていきましょう。理屈では分かっていても、現実にはトレイがびくともしなかったり、汚れが詰まって動かなかったりとトラブルはつきもの。ここでは、そんな「困った!」を解消する具体的なコツを伝授します。
外し方が硬いと感じる原因と対策
「外し方が硬くて、指がちぎれそう!」……そんな時は、力任せにする前に、まず原因を探りましょう。多くの場合、犯人は「乾燥した食べこぼし」です。特にお粥やペースト状の離乳食は、乾燥すると強力な接着剤のような役割を果たします。これがトレイとベビーセットのわずかな隙間に侵入して固まると、ロック機構の動きを完全に封じ込めてしまうのです。
ぬるま湯を使った「ふやかし作戦」
もしトレイが硬くて動かない場合は、無理に引っ張るのをやめ、ぬるま湯で湿らせた柔らかい布を接合部にしばらく当ててみてください。汚れが水分を吸って柔らかくなれば、ロックのツメもスムーズに動くようになります。また、トレイの左右を片方ずつ、わずかに持ち上げるように「小刻みに揺らす」ことで、噛み合わせの遊びを少しずつ広げていくのも非常に有効なテクニックです。急がば回れ、ですね。
温度変化による素材の影響
冬場の寒い朝などは、プラスチック素材がわずかに収縮・硬化し、普段よりロックが渋くなることがあります。そんな時は、部屋の温度を上げるか、ドライヤーの温風(離して当てること!)などで接合部を少し温めてあげると、驚くほどスッと外れるようになります。力ではなく「物理条件の改善」で解決するのが、椅子を傷めないプロのやり方です。
トレイが外れないからといって、マイナスドライバーや包丁などを隙間に差し込んでこじ開けるのは絶対におやめください。トレイの破損はもちろん、椅子本体の塗装やベビーセットのパーツが修復不能なダメージを受けてしまいます。あくまで「指の力」で外れない場合は、汚れや角度が原因だと考え、落ち着いて対処しましょう。
適切な力加減でロックを解除する
ロック解除の極意は、「点」ではなく「面」で力をかけることにあります。トレイのサイドを両手でしっかりホールドし、手のひら全体でトレイを支えながら、裏側のツメをグイッと押し込みます。この時、親指をトレイの上面に置いて、残りの指で裏側のツメを「挟み込むように」力を入れると、最小限の力で最大限のトルクが得られます。
「解除の手応え」を敏感に察知する
ツメを押し込むと、かすかに「カチッ」あるいは「スッ」とロックが外れる微かな手応えが指先に伝わります。この手応えを感じる前に持ち上げようとしても、まだフックが噛んでいるので外れません。焦る気持ちを抑えて、まずはロックを完全に「切り離す」ことに意識を集中させてください。一度この感覚をマスターしてしまえば、忙しい食事の片付けも、まるでおまじないをかけるようにスムーズに行えるようになりますよ。
水平に引くと外れない独自の構造
ここが最も重要なポイントですが、ストッケのトレイは「水平方向の引っ張り」に対しては驚異的な強度を誇ります。これは、赤ちゃんがトレイを前方に全力で押し出して、隙間から抜け出してしまうのを防ぐための、非常に意図的な安全設計です。逆に言えば、大人が「自分の方へ引いて外そう」とすればするほど、構造上のロックはより強固に噛み合うようになっています。
「垂直抜き」をマスターするためのイメージ
外すときのイメージは、抜刀のように鋭く、あるいは重い蓋を真上に開けるように「垂直」です。トレイ下面のフックが、ベビーセットレールの溝から完全に脱出するためには、数センチの垂直移動が必要です。この時、トレイが自分の方へ傾いたり斜めになったりしないよう、水平を保ったまま「スッ」と上へ。この「垂直抜き」は、ベテランのストッケユーザーの間では常識のテクニック。これさえできれば、力を入れる必要すらありません。
食洗機で丸洗いできるメンテナンス
「トレイを毎日手洗いするのは大変すぎる……」というパパ・ママに朗報なのが、ストッケのトレイは公式に「食洗機の使用が可能」とされている点です。これは衛生管理を何より優先したい親にとって、最高に嬉しい仕様ですよね。手洗いでは落としにくい、トレイ裏側の補強リブ(格子状の溝)に溜まった汚れも、食洗機の高圧洗浄なら一掃してくれます。
食洗機を使いこなすための注意点
- 置き方: トレイは面積が大きいため、食洗機の中で場所を占領します。他の食器と無理に重ねて押し込むと、水流が届かなかったり、熱で変形する原因になります。できるだけ立てかけるように配置しましょう。
- 乾燥後のケア: 食洗機から出した直後はプラスチックが熱を持っており、少し柔らかくなっていることがあります。この状態で椅子に無理やり装着すると歪みの原因になるため、完全に冷めて素材の硬さが戻ってから装着するようにしましょう。
- 洗剤の残り: 複雑な裏側の構造に洗剤が残ることがあります。食洗機から出した後は、一度裏返して水滴や洗剤の泡が溜まっていないか確認してあげるとより安心です。
ハイターや洗剤の使用に関する注意
離乳食の定番、トマトソースやカレーの色がトレイに移ってしまうと、ショックですよね。すぐにハイター(塩素系漂白剤)に頼りたくなりますが、まずは「中性洗剤とぬるま湯」での洗浄を徹底しましょう。トレイの素材であるポリプロピレンは薬品に強い方ですが、高濃度の塩素に長時間さらすと、表面の細かな質感が変わり、かえって将来的に汚れを吸収しやすくなってしまうリスクがあります。
意外な味方「太陽の光」
もしトマト系の色移りが気になるなら、ハイターの前に「天日干し」を試してみてください。トマトの赤い色素(リコピン)などは日光で分解されやすい性質があるため、窓際で数時間日光に当てるだけで、色が消えてしまうことがよくあります。どうしても除菌のためにハイターを使う場合は、規定の濃度にしっかり薄め、短時間の浸け置きに留めること。そして最後は、赤ちゃんがトレイを舐めても大丈夫なように、これでもかというほど入念に水ですすいでくださいね。
毎日行うべき拭き掃除のポイント
トレイを毎食後外して洗うのは、現実的にはかなりハードルが高いですよね。そこで大切になるのが、トレイを付けたまま行う「日々の清拭」の質です。トレイの表面はツルツルで綺麗に見えますが、実は「トレイの縁」と「ベビーセットのガードの接合部」が、目に見えない汚れの温床になっています。
効率的な拭き取り3ステップ
- 大きな食べこぼしを、まずは乾いたキッチンペーパーでサッと取り除きます。
- アルコール除菌スプレーをかけた布や、ノンアルコールのウェットティッシュで表面全体を拭きます。
- 最後に、トレイとガードの間の「数ミリの隙間」に薄い布の端を滑り込ませて、ぐるっと一周拭き取ります。
この「隙間拭き」をルーチンにするだけで、週末にトレイを外した時に「うわっ!」と驚くようなカビや汚れの堆積を防ぐことができます。日々の30秒が、未来の家事時間を劇的に短縮してくれますよ。
隙間のカビを防ぐための乾燥方法
トレイの裏側は、強度を持たせるために「リブ構造(ジャングルジムのような格子の溝)」になっています。ここが実は湿気がこもりやすく、カビが生えやすいポイント。洗った後に半乾きの状態で椅子にガチャンとはめ込んでしまうと、トレイと椅子の間に残った水分が逃げ場を失い、数日で黒カビが発生してしまうことがあります。
「立てかけ乾燥」がカビ防止の鉄則
カビを防ぐ最大の秘訣は、洗った後の乾燥スタイル。平らに置いておくと水滴が溝に溜まったままになるので、必ず縦に立てかけて、空気がリブの隙間を通るようにしてください。また、週に一度はトレイを外した状態で、椅子本体のベビーセット側もしっかり乾燥させてあげましょう。清潔な食卓を維持するためには、「汚れを落とすこと」と同じくらい「水分を完全に飛ばすこと」が重要なんです。
ポリプロピレン素材の衛生的な特性
ストッケ トレイの素材である「ポリプロピレン(PP)」は、育児用品として極めて優れた特性を持っています。BPA(ビスフェノールA)フリーであることはもちろん、素材自体の吸水率がほぼゼロに近いため、汚れや菌が素材の内部まで浸透しにくいという衛生的な強みがあります。また、耐熱性にも優れており、前述の通り食洗機での高温洗浄にも耐えうる頑丈さを備えています。
長く使い続けるための素材への理解
ポリプロピレンは非常に丈夫ですが、数年使い続けるとどうしても表面に細かな「生活傷」がついてきます。これは劣化したのではなく、毎日しっかり使われている証拠でもあります。傷が増えてくると、その微細な凹凸に汚れが溜まりやすくなるため、より意識的な清掃が必要になります。大切に扱えば、一人目から二人目、そして三人目へと、その清潔な特性を維持したままバトンタッチしていける素晴らしい素材なんですよ。
研磨剤を避ける正しいお手入れ
「トレイに落ちない汚れがあるから、メラミンスポンジでガシガシこすろう!」……ちょっと待ってください。それは実は、トレイの寿命を縮める「禁じ手」なんです。メラミンスポンジやクレンザーなどの研磨剤は、目に見えないレベルでプラスチックの表面を削り取ってしまいます。一見綺麗になったように見えても、表面はザラザラの無数の傷だらけになり、以前よりもさらに汚れが深く入り込んでしまう「負のスパイラル」を招きます。
優しさこそが最強のお手入れ
日々のお手入れに使うのは、食器用スポンジの「柔らかい方の面」だけで十分です。汚れがひどい時は、お湯にしばらく浸けて「ふやかす」だけで、研磨剤を使わなくてもほとんどの汚れは落ちます。ストッケの美しい北欧の質感を長く保つために、磨きすぎず、優しく洗うことを心がけましょう。表面のツヤを維持することが、結局は一番の掃除の近道になるのですから。
塗装剥がれを防ぐ水分管理のコツ
トレイのお手入れをする際、つい忘れてしまいがちなのが「椅子本体(トリップトラップ)」への影響です。椅子は高品質な天然木で作られており、非常に美しい塗装が施されていますが、天然木にとって「水分」は天敵。トレイを水洗いして濡れたまま椅子に装着すると、接合部から水分が木材に伝わり、塗装の浮きや、木材の膨張・割れを招く恐れがあります。
装着前の「ひと拭き」を習慣に
トレイを装着する前には、トレイの裏面と、それを受けるベビーセットの表面を乾いた布でサッとひと拭きする。この数秒の習慣が、大切な椅子の寿命を数年も延ばしてくれます。特にお子さんがコップの水を盛大にこぼした後は、トレイの上だけを拭いて満足せず、一度トレイを浮かせて、椅子の木製パーツに水分が回り込んでいないかを確認してあげてください。この細やかな配慮が、トリップトラップを「一生モノの家具」へと育てていくのです。
ストッケのトレイやベビーセットのハイチェアの外し方と時期
トレイは離乳食期のパパやママにとって救世主のような存在ですが、お子さんは日々目覚ましく成長します。いつかはトレイを卒業し、家族と同じ大きなテーブルへとステップアップする日が来ます。ここでは、その「卒業のタイミング」や、卒業後の椅子の調整、そして親としての心構えについて深掘りします。
生後6ヶ月頃の取り付けタイミング
トレイを使い始める理想的なタイミングは、離乳食が本格化する生後6ヶ月頃、つまり赤ちゃんが自分の力で少しずつ腰を立てて座っていられるようになる時期です。この頃の赤ちゃんは、まだ食べ物を口に入れるよりも、手で触って、投げて、感触を確かめる「食の探究者」としての活動がメイン。トレイがあることで、床への飛散を最小限に抑え、親も「もっと汚しても大丈夫だよ」と広い心で見守ることができます。
最初の「練習」がスムーズな導入のコツ
初めてトレイを使う日は、赤ちゃんを座らせる前に、まず大人だけで何度か着脱を練習してみてください。赤ちゃんが座った状態で親が「あれ、外れない、はまらない」とあたふたしてしまうと、敏感な赤ちゃんは不安を感じて椅子を嫌がってしまうこともあるからです。また、トレイを付けたことで足元の視界が狭まるため、最初の数回は赤ちゃんが自分の足とトレイの間に指を挟んだりしないか、横で優しく見守ってあげることが成功の秘訣です。
卒業の目安となる18ヶ月以降の変化
「トレイはいつまで使うべき?」という質問への答えは一つではありませんが、多くのお子さんで生後18ヶ月(1歳半)から2歳頃が一つの大きな節目となります。この時期になると、お子さんは周囲の大人を猛烈に模倣し始めます。「パパやママと同じテーブルで、同じように大きな皿から食べたい!」という強い好奇心が、トレイの卒業サインです。
子供が発する「卒業のサイン」を見逃さない
- トレイに置かれた食事よりも、ダイニングテーブルの上にある食器に手を伸ばし、身を乗り出すようになった。
- スプーンやフォークの使い方が安定し、トレイという「防波堤」がなくても上手に食べられるようになった。
- トレイがあると、自分だけ家族から少し離れているような気がして寂しがっている様子が見られる。
もしこうしたサインを感じたら、思い切ってトレイを外してみましょう。トレイは「赤ちゃんの自立」を助けるステージでしたが、卒業は「家族というチームへの仲間入り」を象徴する素晴らしい成長の証なんです。
家族のテーブルへ移行するステップ
トレイを卒業して得られる最大の喜びは、トリップトラップをダイニングテーブルにグッと寄せて、家族全員が同じ目線で、同じ空気感の中で食事を楽しめることです。ストッケの生みの親、ピーター・オブスヴィック氏の設計思想も、実は「家族の輪に加わること」を究極の目的としています。
テーブルとの「最適な距離感」をデザインする
トレイを外すと、お子さんの体とテーブルがダイレクトに向き合うことになります。ここで重要なのが、テーブルの高さに合わせた「椅子の再調整」です。お子さんの肘をテーブルに乗せたとき、腕がちょうど90度の角度(直角)になるのが理想的な座面の高さ。トレイを使っていた頃よりも、座板を一段上げる必要があるかもしれません。この数センチの調整が、お子さんの食事中の集中力を劇的に高め、噛む力の向上や、正しい姿勢の維持に直結します。トレイを外した日は、ぜひ家族で「椅子のメンテナンスデー」にしてみてください。
大人用の椅子へ変更する解体手順
3歳を過ぎ、身体がしっかりしてくると、次はベビーセット(プラスチックの囲い)そのものを卒業するタイミングがやってきます。ベビーセットを外すと、トリップトラップはついに「小さな大人の椅子」へとその姿を変えます。しかし、この解体プロセスには少し注意が必要です。長年装着されていたパーツは、木材との間に埃が溜まっていたり、塗装が癒着して外れにくくなっていることがあるからです。
安全で丁寧な解体のステップ
- まずはトレイを外して数週間過ごし、ガードがある状態でのテーブルマナーに慣れさせます。
- 次に、お子さんが自分で椅子に安全に登り降りできるようになったら、ベビーセットのガードパーツを上にスライドさせて外します。
- 最後に、背もたれパーツを外し、本来の木製背もたれが見える状態にします。
各パーツを外すごとに、かつては小さかったお子さんの身体がこんなに大きくなったんだな、という喜びを実感できるはず。パーツを外した後は、今まで隠れていた木製部分を丁寧に拭き上げ、感謝を込めてリフレッシュさせてあげましょう。
ベビーセットを卒業して大人仕様にする際は、座板の「奥行き」調整を忘れずに行いましょう。座板が深すぎると、お子さんの膝裏が板の角に当たってしまい、姿勢が崩れたり足をぶらぶらさせたりする原因になります。お子さんの腰をしっかり背もたれにつけた状態で、膝裏と板の間に指2〜3本分の余裕があるのがベスト。六角レンチを使い、お子さんに座ってもらいながら「ここが気持ちいい?」と対話して調整する時間は、かけがえのない親子の時間になります。
中古品を購入する際のチェック事項
ストッケ製品は一生モノの堅牢さを誇るため、中古市場でも非常に活発に取引されています。しかし、トレイやベビーセットを中古で探す際は、賢いバイヤーになる必要があります。ミスマッチで購入してしまい、「はまらない!」と後悔しないために、以下のチェックリストを必ず活用してください。
中古購入時の鉄則リスト
- バージョン刻印の画像確認: 商品説明に「V3対応」などとあっても、念のため出品者に刻印の写真をアップしてもらうのが最も確実です。
- 爪のコンディション: トレイ下面のロック用ツメ部分に白い筋(白化)が入っていたり、亀裂がないか。強度が落ちていると、使用中に外れる危険があります。
- シリアルナンバーの整合性: セット販売の場合、椅子本体のナンバーが「3」以上であることを必ず確認。
- 衛生状態の確認: 複雑なリブ部分にカビや食べ残しが詰まっていないか、写真を引き伸ばしてチェックしましょう。
正しい知識さえあれば、中古品は非常に賢い選択肢になります。価値ある北欧家具を、納得のいくコンディションで手に入れましょう。
専用トレイがいらないという判断基準
「トレイって安くないし、買わないという選択肢もあるのかな?」と迷う方も多いでしょう。実際、トレイはオプションパーツであり、絶対に必要なものではありません。ご家庭の環境によっては、トレイなしの方がメリットが大きい場合もあります。以下の条件に当てはまるなら、トレイを「いらない」と判断しても全く問題ありません。
トレイなしを選択しても良い環境
- ダイニングテーブルの天板が、お子さんが座ったときにちょうど肘を置ける適切な高さである。
- テーブルの素材が、水分や傷に強い(ガシガシ拭けるメラミン樹脂や、ガラス天板など)。
- テーブルの脚の構造が邪魔にならず、トリップトラップを奥までしっかり差し込むスペースがある。
- 「汚れるのは当たり前」と割り切って、床の掃除を厭わない。
逆に、無垢材の高級テーブルで輪染みを避けたい場合や、テーブルクロスを敷いている場合、あるいはリビングのソファ横などで食事をさせたい場合は、トレイがあった方が圧倒的に日々のストレスは軽減されます。流行に流されず、自分たちの食事スタイルに合わせて選びましょう。
クリックなど他モデルとの比較
これからハイチェアの購入を検討しているなら、ストッケのもう一つの人気モデル「クリック(Clikk)」も気になる存在ですよね。トリップトラップにトレイを付ける場合と、クリックを選ぶ場合では、使い勝手に大きな差があります。
それぞれのモデルに向いている人
- トリップトラップ+トレイ: 「一生モノとして使いたい」「インテリアにこだわりたい」「子供の体型に合わせて細かく調整したい」という方に最適。トレイの着脱には少し慣れが必要ですが、その分堅牢です。
- クリック: 「とにかく楽に、ワンタッチで掃除したい」「離乳食期から3歳までと割り切って、手軽に使いたい」という方に最適。トレイが最初から付属しており、着脱も驚くほどスムーズです。
クリックの利便性は素晴らしいですが、トリップトラップには、何世代にもわたって使い続けられる歴史と、お子さんの成長の軌跡を刻んでいけるという、唯一無二の情緒的価値があります。どちらが自分たちのライフスタイルに馴染むか、じっくり想像してみてくださいね。
成長に合わせた座板の高さ調整
トレイを卒業した瞬間、その椅子はお子さんにとって「赤ちゃん用の椅子」から「自分専用の椅子」へと進化します。この時に最も重要なのが、座板と足置き板の再点検です。お子さんが食事中に椅子の上でモゾモゾ動いたり、すぐに降りたがるのは、実は「姿勢が安定していなくて疲れるから」ということがよくあります。
姿勢の「黄金律」で集中力を高める
正しい姿勢とは、1.背筋が伸びていること、2.肘がテーブルに対して直角に乗ること、3.そして何より「足の裏がしっかりと足置き板についていること」です。足がぶらぶらしていると、身体のバランスを保つために余計なエネルギーを使い、食事に集中できなくなります。トレイを外してテーブルに寄せたら、お子さんの足の裏がペタッと板についているかを確認し、必要であれば足置き板を一段上げ下げしてあげてください。この「足の安定」が、お子さんの「食べる意欲」を支える一番の土台になるのです。
家族の絆を育む食事環境のデザイン
ストッケというブランドが掲げる最大のテーマは「Togetherness(家族の絆)」です。家具は単なる道具ではなく、家族のコミュニケーションを活性化させるためのインターフェース。トレイは、まだ上手に家族と同じテーブルで食べられない赤ちゃんに、安全で清潔な「練習場所」を提供してくれる、優しいクッションのような役割を果たしてくれます。
「トレイのある景色」を思い出にする
いつかお子さんが大きくなって、トレイなしで立派に食事をするようになったとき、「あなたはこの小さなトレイで、全身食べ物だらけになって笑っていたんだよ」と思い出話ができる。そんな豊かなストーリーを紡いでくれるのが、トリップトラップという名作家具の魅力です。トレイを外す、掃除する、高さを変える。そんな日々のささやかな作業も、お子さんの成長を一番近くで支えているという、親としての特権的な時間だと考えると、少しだけ掃除が楽しくなりませんか?
ストッケのトレイやベビーセットのハイチェアでの外し方まとめ
今回は、ストッケのトレイやベビーセットのハイチェアでの外し方を中心に、基本構造から裏技的なコツ、メンテナンスの注意点、そして卒業後のステップまで、網羅的に詳しくお届けしてきました。トレイが外れなくて苦戦していた方も、この記事で紹介した「裏のツメを指の腹で捉えること」と「真上へ垂直に最短距離で引き抜くこと」の2点を実践すれば、明日からは力を入れることなく、スッと外せるようになるはずです。
また、2011年を境にしたバージョンの見極めや、シリアルナンバーによる適合チェックの知識は、大切に使い続けるためにも、中古市場を賢く利用するためにも必ず役立ちます。食洗機でのケアや日々の乾燥を徹底し、清潔で安全な食卓を維持してあげてくださいね。もしどうしても自分だけで解決できないトラブルや不明点があれば、決して無理をせず、(出典:ストッケ公式カスタマーサービス)へ相談してみるのも、名作家具を大切にする一つの方法です。
- トレイの外し方は、裏側の左右のツメを押し込みながら「真上」に引き抜くのが最大のコツ
- 装着できるのは、2011年8月以降に製造されたベビーセット(V2・V3・V4刻印があるもの)のみ
- 食洗機での洗浄は可能だが、カビ防止のために接合部や裏側のリブの乾燥を徹底すること
- 1歳半〜2歳頃の子供の「自分も家族と同じテーブルで食べたい」というサインを卒業の目安にする
- トレイを卒業したら、必ず座板と足置きの高さを再調整し、子供が集中できる正しい姿勢を作ってあげる
ストッケのトレイやベビーセットのハイチェアでの外し方を完璧にマスターし、お子さんの成長に合わせて柔軟に椅子を変化させていく。そのプロセス自体が、お子さんへの深い愛情の形でもあります。機能美あふれる北欧の椅子とともに、ご家族でかけがえのない豊かな食事の時間を過ごせることを、心から願っています!


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